その笑顔に、まだ実乃里との距離を感じた。







翌日


一睡もできなかった俺は、いつもよりも早く起きてキッチンへ…


昨日あんなことがあったから、実乃里と顔を合わせるのは、少し気まずかったが…




「おはよ」


実乃里はいつも通り、キッチンで朝飯を作っていた。


俺はその笑顔を見て、ホッとした。



少しだけ、

実乃里を近くに感じた。




それと同時に…

気づいたんだけど……








俺、





実乃里のことが好きなんだ。