♪♪♪~






実乃里の携帯が鳴り、実乃里は「ちょっと、ごめん」と言って、電話に出た。




「もしもし?…あ、虎之助?……うん、大丈夫だよ」


“虎之助“という名前に、ピクリと反応する俺。



あの、ひょろひょろ…

なんの用だよ。




俺は心の中で舌打ちをして、大量のお菓子を抱えてキッチンから出ていった。


そしてまるでガキのように、口を“へ"の字にして、

自分の部屋でお菓子を雑に食べた。



俺の部屋のお菓子ボックスには、

実乃里が買ってきてくれたお菓子が補充された…