先輩のバカッ!(仮)




さっきの部屋を探す。

確かこのあたりだったよね……


ガチャ、と空いたドアから先輩が出てくる。

一度は驚いた顔をしてたけど、すぐに冷めた顔になった。


「何?」


こんなに冷めた顔、初めて見た。


怖い……でも、言わなきゃ。


「先輩…あの、私話があって。」

「話?話って、あの男の子とのこと?」

「へ?」


武田のこと言ってるの?


「付き合ってるなら言ってよ。」

「へ?」

「もう、愛美ちゃんに俺はいらないよね?」


よく、言ってる意味が分からない。