「おいっ?!俊?!」 慧が呼び止める声も聞かず、結衣のいる体育倉庫裏に走った。 ――――――――― ――――― 「――――――!」 「―――――」 声は聞こえない。 けど、何かを姫が一方的にしゃべっているのが見えた。 すぐ出ていくべきか迷ったけど、結衣が微かに笑ったのが見えて、まずは見ていることにした。