「お、まえ…」 それはそれは恐ろしい形相で… 華燐組の組長がこちらを睨んでいらっしゃいました… チャキ 俺が多少しり込みしている間に蓮弥と海斗がすでに奴に銃を向けていた。 「蓮弥…おまえが、俺を殺す気か…?」 弱々しく聞こえたのは気のせいだったか。 「あぁ…俺に父親は存在しなかった。」 その言葉に…奴の目が揺らいだのに…俺は気付かないフリをした。 「さよなら…親父。」 パァンッ 最後の最後に、なぜ蓮弥は親父と呼んだのだろう。 俺は揺らぐ想いを隠すように、華燐組を後にした…―