―――――― ――――――――― 時刻20時50分。 これから華燐組に向かう。 俺が願うのはただ一つ。 「全員…生きて帰ってこい。怪我も極力するなよ。」 「はいっ!」 その返事に安心した俺は、バイクに跨がり、エンジンをふかした。 「お前らぁ!絶対ぇ気ぃ抜くなよ!」 俺の言葉の返事のように、丁度いいタイミングで全員が一斉に出発した。