「――――――」 小さく、海斗が何かを呟いているのが聞こえた。 「海斗…―?」 「ごめん。」 海斗はそのまま一度も振り返らずに、自分の部屋に向かって走って行った。 残されたあたしは、濡れた自分の唇に手を当てた。 「何なんだろ…」 抗争前に、あたしには悩みの種が増えてしまった…。