「チッ……不法侵入野郎が。こんなとこで何してんだ」



あの金髪不良ボーイ改め【キンパ副会長】がいやがった。



「あ?そーゆーアンタこそ何でここにいんだよ。ッハ、まさかあの腹黒チビ会長に捨てられちまったかぁ?
あーらら、カッワイソーに」

「はあ?会長がンな非人道的行為するわきゃねーだろ。つーかまだ会長をンな呼び方しやがって……っ。
テメェこそ不法侵入したクセによく平気な面(つら)していやがんなぁ。
ッハ、それとも単細胞だから言われてる意味が分かんねぇってか?」


「んだと?」

「黙れ餓鬼」

「るせぇ悪人面」

「あ"?テメェこそ何様のつもりだ」

「愁様に決まってんだろーが。腹黒チビ会長の番犬ごときが吠えてんじゃねぇよ。
あ、それともお前、番犬じゃなくて負け犬か?」


「黙れ侵入者。土に沈めて腐らせんぞ。いや、元からテメェは腐ってんのか。こ・こ(頭)・が」


「はあ?うっせぇ負け犬」

「あ?くたばれ単細胞女」



両者睨み合ってピリピリ喧嘩モード。

それを慌てつキョドって見つめるきょうちゃん。


うん、なんか巻き込んでゴメン。
あとで何か奢(おご)るわ。


それより目的へんこー。


寮長探しより、今はコイツをぶっ飛ばす方が先みてぇだな。



あ"ぁ"ーッ ムカつく!