アタシが声量を張って叫ぶも、カマ男はそのまま紛れていく。
ただアタシの声は届いてたみたいで、片手をアタシに向かって振りながら、背中だけ見せて顔は見せずに答えた。
「ワタシは風紀委員の【安藤 湊】(あんどう みなと)よん。【ミナリン】って呼んでねーんっ」
「風紀委員…? あっ、ちょ待てよ!まだ話は終わって………のわっ?!」
「こらこら、今から部屋決めをするんですから。新入生のアナタもこっちに集まってください」
「だーもうっ先生!ならアイツも新入生なんですから連れてきてください!」
「アイツ……?可笑しなことを言いますね。みんななら、ほら。アソコに集まってきていますよ」
「は?!でもっ……ッ?!」
改めてカマ男の歩いていった方角を見るも既に姿はなく。
先生に腕を掴まれたままズルズルと新入生のみんなの所へ引きずられてしまった。
そして結局アイツの話を最後まで聞けぬまま、部屋決めが始まったのだった……
ただアタシの声は届いてたみたいで、片手をアタシに向かって振りながら、背中だけ見せて顔は見せずに答えた。
「ワタシは風紀委員の【安藤 湊】(あんどう みなと)よん。【ミナリン】って呼んでねーんっ」
「風紀委員…? あっ、ちょ待てよ!まだ話は終わって………のわっ?!」
「こらこら、今から部屋決めをするんですから。新入生のアナタもこっちに集まってください」
「だーもうっ先生!ならアイツも新入生なんですから連れてきてください!」
「アイツ……?可笑しなことを言いますね。みんななら、ほら。アソコに集まってきていますよ」
「は?!でもっ……ッ?!」
改めてカマ男の歩いていった方角を見るも既に姿はなく。
先生に腕を掴まれたままズルズルと新入生のみんなの所へ引きずられてしまった。
そして結局アイツの話を最後まで聞けぬまま、部屋決めが始まったのだった……


