「な、な、なにいってんの!?」 あり得ない!マジであり得ない! こいつの脳内は真っピンクかっつの!! 「言ってる意味がわからないんですけど !?」 「あぁ?んだよ。簡単だろ。俺に抱かれ るか、春からキスするかの二択だよ」 「抱かれるとか言うなーっ!」 両耳を塞いで、いやいやと首を振る。 「も、もう一人で勉強―――」 「逃げてみろよ。ただじゃおかねぇ。キ スもハグもすんぞ。あ゛?」 「すいませんでした!」 ビシッと謝って、改めて棗と見つめあう 。……臨戦体勢で。