「怖くないから……」 ……って、そんなの!! 「お化け屋敷が怖くない訳が無いでしょ ーっ!」 そう言って私の腕を引っ張る東野君に、 必死で抗う。 そんな私に東野君は苦笑いしてる。 「お化け屋敷が怖くないわけないだろ、 柏木」 「今、怖くないからって言ったじゃんか !東野君の嘘つき~っ」 「……」 「目を逸らすなバカ~っ!」 さてさて、どうしてこうなっているのか というと。 遡ること、20分前―――……。 四度目のジェットコースターを終えて、 私は東野君と色々な所をプラプラしてた 。