簡単に説明しながら、東野君から焼きそ ばを受け取って、棗の背中を押した。 「もー、いいから!行こっ!皆待ってる よ!」 「は?ちょ、待て……」 「東野君バイバイっ!」 もう無理矢理そういって、棗と東野君を 遠ざけた。 まさかこれが 波乱の始まりだとは知りもせずに。