「青木太一、苦しい!離して!」 私が声を振り絞ってそう言うと、青木太一はチッと舌打ちをして私を離した。 「ゲホッゲホッあ、青木太一、どういうこと?全然意味わかんないんだけど。」 そんな私を無視して彼は体育館倉庫を去っていく ・・・前に私は青木太一の腕を掴む。 「おい!青木太一!無視すんなボケぇ!!!!!!逃がすもんかバカヤロー!!!!!!!意味わかんない!気持ち悪い!説明しろ!!!」 必死の形相で引き止めていたので青木太一は 『鼻の穴、膨らみすぎ。』 とだけ言って今度こそ出て行った。