「青木太一もなの?」 カルボは分かる。 だってこの学校で初めて会った時もただぶつかっただけで追い回してたみたいだし。 でも、青木太一は全然怖くないのに。 怖いと思った瞬間さえもないのに。 『噂では青木太一が1番ヤバイらしいよ。噂ではね。』 ま、くれぐれも気を付けなよと私の肩をポンと叩いて席に戻るオケ。 私はそれを見て自分の席へと向かった。