そっと影途の頬を人差し指でつっついた。 柔らかい…― こう見ると、影途ってけっこう美形。 綺麗に整った顔立ち。 『…―ん?』 ヤバ!! 『誰かいると思ったら、バカ葉穏じゃねーかよ』 バカ葉穏!? 「バカはないでしょ!」 『バカだろ?見た目的にも』 かぁぁ~… 腹立つ奴だなぁ~ 「なら、テストの点数で対決してみたら~♪」 梁は両手をパンッと合わせてニヤニヤ。 テストの点数で!? 『勝負だな』 「の、望むところよ!」 こうして、私と影途の対決が始まった。