文化祭はもう後半戦になっていた。 「ねぇ、ある程度回ったし屋上行かない?」 隣りの影途は疲れたのかめんどくさそうに頷いた。 私たちは校舎に入り、屋上へと続く階段を上った。 「誰か居るかなぁ?」 『っても俺ら以外の生徒、入れないんだろ?』 あっ! 確かにそうだ。 居たとしても梁と煌だけだ♪ 《ガチャ…》