そしてバンドの演奏が 終わり暗転する。 シークレットの存在を 知らない奴らが、 出口の方へと列をなしていく。 「いくよっ。 唯香」 いきなり、 百花の手がグイっと 私の手を掴む。 波に逆らって ……ステージの方へ 人をかき分けて前進すると いつもの定位置を陣取る。