田口と会話をしなくなって3日が過ぎた―― 自分でわかる 日に日にやつれる自分の顔が… 明乃は 鏡に映る自分を見つめ 溜息をついた 『…はぁ……。クマだぁ…』 目の下に気づかない程度のクマが出来ていた 自分でも 相手からみても“明乃が辛い”ってことがわかるだろう 明乃には 生きる希望を失いかけていた