「七海ちゃん…」 そんな風に思ってたなんて知らなかった…。 ツラかったのはあたしだけじゃなかったんだ。 七海ちゃんも海くんもツラかったんだね。 「琴海が5歳、兄が18歳、あたしが15歳でした。兄と話し合った結果琴海を守ろうと三人で家を出ました。あたしはと兄は進学を止め働きに出たんです」 「…え」 知らなかった…。 海くんと七海ちゃんの将来をあたしが奪ってたんだ…。