「えっ、ちょっと琴海ちゃんっ。どうしたの!?」 先生の問いかけに答えたくても答えられない。 その時 「ん?誰だー?誰かベッドで休んでるのかー?」 佐々原先生の声だった。 「浩太先生っ。琴海ちゃんの呼吸がちょっとおかしくて…」 佐々原先生に飛びつくように駆け寄った野上先生。 「綾野?」 急に先生の声が低くなりあたしの元へ来てくれた。