「こと…み……琴海っ!!」


「えっ!?あ、なぁに?」


「あんたさっきからどうしたの?ボーッとして」


「え?そんなことないよ…」


「嘘よ。何か悩んでるでしょ?あたしたちに嘘付くなんて100年早いのよ!」


“ハハハッ”と豪快に笑う七海ちゃん。


「ほら、海くん見てみなさい?琴海のことが心配で箸逆に持って食べてんだから」


「えっ!?」


冗談だと思い海くんを見ると本当に箸を逆に持って食べていた。