「遅いなぁ…」
ご飯も食べてくるか分からないから、2人分作って待つ。
先にお風呂だけ入って、テレビを見ながら待つ。
結婚してから買ってもらったおおきなぬいぐるみを抱きしめながら。
「ただいまー」
ドアの開く音がして大好きな声が聞こえる。
「おかえりー」
リビングに笑顔で入ってきた空汰君から鞄を受け取る。
「お疲れ様―」
「疲れた―…風呂沸いてる?」
「うん、先に入っちゃった」
「いいよー」
「ご飯は?」
「食ってきた、ごめんな」
私の頭を撫でながら申し訳なさそうに謝る空汰君。
「大丈夫だよ、お風呂行ってきてー」
そう言ってタオルと着替えを渡すと微笑みながらリビングを出て行った。

