「あゆちゃんごめん。あたしが・・
・」




「違うよ。なっちゃんは悪くない。あたしが勝手に勘違いしたんだもん。ごめんね。ごめんね」




「あゆちゃん。なっちゃんって呼んでくれるんだね」




「もちろん。あんなひどいこと言ってごめんね」




あたしたちはまた抱き合って2人で声を出して泣いた。




栄の告白を勝手に歌詞のためだって誤解したのはあたし。



彼のあの表情は本物だった。




勝手に立ち聞きして誤解した。




最低だよ。あたし。


☆ネクスト☆

栄の告白は歌詞のためだと思ってたあゆ。しかしそれは紛れもない本物。

江坂さんは栄と付き合ってはいなかった。

なんとか誤解をときたい。

でも栄は振られて辛いからとあゆにこう告げる。

「やっぱりしばらく話しかけないから」