―…


 どうしようどうしよう。

いやこれでいいのか。

いやいやこれじゃ不安が増えるだけか。
いやいやいやこれでもましなんだ。



暗い部屋のなか、一人静かに考える。
もっとも、頭の中は静かなんかじゃないけれど。



理由はつい一分前ほどに送ったメールの内容について。


ついにシビレを切らしたアカリは、自分から送ったのだ。

初めはちょっとした呼びかけのように、
「ねーねー」
とだけ送っておいたのだが、問題はそれではない。


なんだと聞かれたことの返信だった。