缶ビールの口を開け、そのまま飲もうとして、ふと思い立った。 ビアグラス。 思い出の品。 捨てようと思ったけど、値段を考えると捨てられなかった品。 みみっちい。 窓際に座り込み、グラスにビールを注いだ。 望遠鏡を覗くと着替え中の押領司勝がいた。 (かんぱい、勝くん)