世界を滅ぼしかねない魔王に嫁いだお姫様。






ミラが去った後のVIPルームで、一人になった少年はテーブルに置いてあったワインに口をつけた。



「……やっと、会えた。」




少年は深い笑みを浮かべ、ワインを一気に飲み干した。