「晴矢くんも千夏ちゃんも、今日は一度帰って?美沙を心配してくれるのは嬉しいけど…二人の体調も心配だから。」 美沙の寝ている病室から少し離れたところにいたわたしたちに美沙のお母さんは優しく言った。 「…あ、はい。ありがと…ございます。」 わたしがそう言うと彼女は足早に病室へ戻っていった。 きっと、美沙のお母さんもいっぱいいっぱいなんだろう。 突然、すぎることだったから。 「晴矢、行こ…?」 二人でここに来てからはじめて話しかけた。 晴矢はあまりにも辛い顔をしていた。