15分で教室につけるわけがない。 まず、あのギラギラピカピカした教室がどこにあるのかすら知らない。 行きたくねー... 逃げようかな、と一瞬思い、今来た道を振り返ったとき。 「失礼。」 誰かに話しかけられた。 はっとして振り返る。 そこには、黒いノートを持った背の高い男の子がたっていた。