「汝の願いを叶えようぞ。」

何処からか老人のしわがれた声のようなものが聞こえてきた。

「…え?」

少女は辺りを見渡すが人影などない。

「叶えてほしい…会いたいの…お願い!!!!!あの人にもう一度だけでも会いたいの!!!!!」

少女は哀願する。

「…うぬ。その願いを叶えよう。その代わりに条件がある。」

少女は一瞬眉を寄せたがすぐに戻した。
そして天を見上げる

「何なりと!!!!!あの人に会えるのならば!!!!!」

サアアアアア

暖かい風が通った

「…よし、では条件をだそう!!!!!条件は…」

ぱぁぁぁぁぁぁ

辺りがいきなり光輝き、白い世界になった。