このナミダは……Ⅱ 【短編】

着いたのは誰もいない…校庭





「美希?」





「え!?なっ何?」





今も私の頭の中が整理されていない







どうして私が呼ばれたんだろう――――っと







そんな私に蓮はクスリと笑う







「好きだよ……美希」






え……?





優しい風が、二人の間に吹きとおる…






今、なんて…?






「昔から…俺美希の事が好きだよ」 





蓮の大きい手が私の髪に触れる







好き……… 






蓮が…蓮が…







私の事が好き?