僕の可愛いお姫様

「バイトは?何、もしかして面接中だった?」

完全なる私の嫌味に、完全に顔を引きつらせて、莉世は「いやぁ…。」とかなんとかモゴモゴ言っている。

別に、毎日毎日、一緒に過ごさなければいけないわけじゃない。
莉世が一人でここにいた事に腹を立てているわけではないし、いや、私は何にも腹を立ててなんかいなかった。

ただ、莉世は完全に嘘を吐いている。
大袈裟に言えば私は被害者で、莉世は加害者だ。

説明ぐらいされたって罰は当たらない筈だ。