僕の可愛いお姫様

正午。

ピン、ポーン…。

間延びした音が、部屋に響く。
雨と、俺と、梅雨李。
それ以外の突然の音、突然の来客に、梅雨李はビクッと躰を震わせた。

そんな彼女を、緩めに抱き締める。

「大丈夫。心配しないで。」

瞬間、彼女は意識を手離して、ガシャンッと床に倒れ込んだ。

一つ、息を吐いて、呟く。

「ごめんね。梅雨李。」

握りしめていたスタンガンを、無造作に床に放り投げた。