僕の可愛いお姫様

三日間、相変わらず梅雨李のスマホは震え続けた。

莉世からの事の確信を迫るメールに電話、そしてあいつからの膨大な電話。

その全てを梅雨李に見せる事は無い。
余計な情報を、彼女が知る必要は無かったし、直接接触されたんじゃあ、計画が台無しになる。

梅雨李のスマホを手に取るたびに、彼女は懇願していた。

「私が反応しないと、心配かけて大事になっちゃう。
上手く話をつけるから…お願い。」

その願いを聞き入れられるわけも無く、俺は言う。

「梅雨李はそんな事、考えなくていいんだよ。
全て上手くいくように、俺に任せとけばいい。」

あともう少しなんだ。
理想の世界まで。あと少し。