「ぁ…あ、の…ごめ…なさ………。」
言葉に成らない声は、宙を滑り、落ちる。
梅雨李に近付いて、その頬を撫でる。
一瞬、梅雨李の引きつる声が聴こえた気がしたけれど、無視する事にした。
「いいよ、梅雨李。そんなに嫌だったんだね?ごめんね?
ねぇ、何を怯えてるの?
ご飯に毒でも混ぜてると思った?俺の言う通りにしないと怖い目に合うと思った?
勘違いしないで欲しいな。
君が此処に居るのは全ての害から守る為。
俺が此処に居るのは全ての害から守る為。
全ては君を守る為。
あぁ…でも…、あまりにも君が悪い子でいるなら、その時はお仕置きが必要になるけどね?」
ゴクリ、と梅雨李が唾を飲み込む音がした。
部屋の中はこんなに寒い筈なのに、梅雨李は薄っすらと汗をかいている。
「ご…め…。」
再び聴こえたその音は、やっぱり言葉になっていなかった。
言葉に成らない声は、宙を滑り、落ちる。
梅雨李に近付いて、その頬を撫でる。
一瞬、梅雨李の引きつる声が聴こえた気がしたけれど、無視する事にした。
「いいよ、梅雨李。そんなに嫌だったんだね?ごめんね?
ねぇ、何を怯えてるの?
ご飯に毒でも混ぜてると思った?俺の言う通りにしないと怖い目に合うと思った?
勘違いしないで欲しいな。
君が此処に居るのは全ての害から守る為。
俺が此処に居るのは全ての害から守る為。
全ては君を守る為。
あぁ…でも…、あまりにも君が悪い子でいるなら、その時はお仕置きが必要になるけどね?」
ゴクリ、と梅雨李が唾を飲み込む音がした。
部屋の中はこんなに寒い筈なのに、梅雨李は薄っすらと汗をかいている。
「ご…め…。」
再び聴こえたその音は、やっぱり言葉になっていなかった。



