壁についていない方の手で顎を持ち上げられる。 目が合うと黒い微笑みを浮かべる祥悟くん。 これってー… 「理解が足りひんさくちゃんには…お仕置き、必要やんな?」 祥悟くん。 祥悟くん。 違うよ、 こんなの、お仕置きじゃないー… ゆっくり、ゆっくり でも確実に近づいてくる祥悟くんの綺麗な顔。 そしてー… 数秒間、重なった唇。 私達にとって、初めてのキス。