「…ウソ付かなくてもいいよ」

俺の言葉に、愛莉はそう言った。

「ウソじゃねぇ」

ウソ、なんかじゃねぇ。

「へぇ…。私の前で秋華さんの話ししたくせに。
隣に私がいるのに、秋華さんに会いたいって言ったくせに。

流星からしたら、私は秋華さんの代わりだったんでしょ?

私…捨てられるんでしょ…?

私は…流星の、なんだった…の…」

そこで、愛莉はバタッと倒れた。

「愛莉!」

俺は、愛莉に近付き抱き抱え専用部屋(総長室)へ運んだ。