闇と光 弍


「なんも知らねぇくせに、知ったようなこと言ってんじゃねぇぞ。
性格だって、顔だって何倍も何十倍も、お前より上だイヤ、誰よりも上だ。

俺の中では、アイツが一番でアイツを越えるヤツなんていねぇ。

俺は、アイツしかいらねぇから。

今も、そして、これから先もずっとだ。
一生アイツがいればいい。

お前なんか、到底愛莉には敵わねぇよ」

俺が、言い終わると悔しそうに唇を噛みしめ去って行った。

最後に、思い切り俺のケータイを投げて…な。