「なんも知らねぇくせに、知ったようなこと言ってんじゃねぇぞ。 性格だって、顔だって何倍も何十倍も、お前より上だイヤ、誰よりも上だ。 俺の中では、アイツが一番でアイツを越えるヤツなんていねぇ。 俺は、アイツしかいらねぇから。 今も、そして、これから先もずっとだ。 一生アイツがいればいい。 お前なんか、到底愛莉には敵わねぇよ」 俺が、言い終わると悔しそうに唇を噛みしめ去って行った。 最後に、思い切り俺のケータイを投げて…な。