闇と光 弍


「理由は、あの子?」

秋華の言うあの子とは、愛莉のことだろう。

「あぁ。俺は、アイツ以外いらない」

「なんで!?あんな子のどこがいいの?」

あんな子だと?

流石に、この言葉にはキレた。

「あんな子?
お前に、愛莉のなにがわかる?
なにも知らないくせに、勝手なこと言ってんじゃねぇぞ」

俺は、低い声で言った。

すると、ビビったのか肩が少しビクついた。