「あのさ、今から倉庫来れる?」

「わかった」

私は、電話を切り翼のとこに行った。

「翼、今から私倉庫行かないと」

「じゃ、俺も行きます。
どっちみち、これ頼まれたやつっすから」

そう言って、ビニール袋を持って笑った。

「それより、さっき言いそうになってたのは…」

「あぁ。気にしなくていいよ」

「そう…っすか…」

ごめんね…翼。


それと…ありがとう。

私は、少し前を歩く翼に
心の中で言った。