「ここだ」

ついたのは、一面に青い海が見える砂浜だった。

「綺麗…」

凄く、綺麗だった…。

「ここ、俺のお気に入りの場所なんだ」

そう言った流星の横顔は、とても…綺麗だった。

「出会いの場所でもあんだよ」

ふと、流星はそんな事を言った。

「出会いの、場所?」

「そう。ここで色んな人と出会った。
鬼龍のメンバーも、ほとんどがここで出会ったんだ」

私は、静かに流星の話しを聞いた。