「…ハァ…ハァ…」

愛莉は離れた途端、酸素を取り込んだ。


俺は愛莉から視線をずらした。

スゲェー、ドキドキしてる。

さっきから心臓が煩い。

俺は、少し落ち着いたところで愛莉の方を向くと
愛莉の目から涙が出てた。

「ご、ごめん…」

愛莉は、慌てて謝ってきた。

「いやッ…悪ぃ…。キス、いやだったよな」

俺最低だな…。

好きな女、泣かせるとか。