ー10分後ー 「流星、小野田達が来た」 椎のその言葉で、俺達は下に降りた。 「愛莉ー!!」 下に降りると、一人の男が愛莉に抱きつこうとした。 「イテテッ」 俺は、すかさず阻止した。 「和希!」 愛莉は、そいつの顔を見るなり嬉しそうに名前を呼んだ。 チッ…なんなんだよ…。 愛莉の奴、俺の気も知らねぇで…。 「赤城、ちょっといいか?」 和希って奴の方を見てると、(正確には睨んでた) 小野田が話しかけてきた。