「…ふぇ?」

「待ちくたびれたっすよ、愛莉さん!」

翼が笑いながらそう言った。

「みんな…怒ってないの…?」

「怒ってるわけないじゃないっすか!
なんかあったんすよね?勝手に愛莉さんが俺達の前からいなくなるはずないっすよ!俺達、信じてましたから」

翼の言葉に、みんなが頷いた。

「み、みんなぁー」

私は、涙目になりながらお礼を言った。