闇と光 弍



「わかってんだよ…諦めなきゃいけねぇこと…。
わかってんだよ、俺だって…」

俺は、力なくしゃがみ込んだ。

「…アイツが、俺を見てないこともわかってる。
でも、諦めらんねぇんだよ…」

そう言う俺に、愛莉は

「…無理に諦めようとしなくてもいいんじゃない?」

そう言った。