大翔は、俺を見るなり「来てたんなら顔出せっていつも言ってだろ。愛莉が、びっくりしてんじゃねぇか」 そう言った。 イヤ、正直俺もびっくりしたんだけど…。 そんなことを思いながら、愛莉っていう奴の顔を見た。 えっ…。俺は、目を疑った。 愛莉は、そこら辺の女よりも可愛かった。 綺麗な金髪の髪に、でかい目。 華奢な体。守ってあげたくなるような感じだった。 ーーこの時から、俺は愛莉に惹かれてたのかもしれない…。