「愛莉、もしかして怖いとか?」

バカにしたように言う大翔にムキになって返した。

「はぁ!?怖くなんかないし…。あっ…」

言っちゃった…。

大翔を見ると、ニヤニヤ笑ってる。

最悪だ…。

「じゃ、入れるよな?」

「ジェットコースター…」

「入れるよな?」

「…わかったよ!入ればいいんでしょ、入れば!」

もう、どうにでもなれ!!




ーーこのあと、私の叫び声がお化け屋敷の中で響いたのは言うまでもない。