闇と光 弍



「愛莉。ちょっと、出かけねぇか?」

ふと、大翔がそんなことを言った。

「え?今から?もう、暗いよ?」

「いいから、行くぞ」

半ば強引に私の腕を引いて、外へ連れ出した。