どんだけ泣いたんだろ…。 気づいたら、もう暗くなりかけてた。 早く戻らないと、大翔達が心配する。 私は、中に入ろうとした。 「…愛莉…。泣いてたのか?」 中に入ろうとすると、大翔が出てきて心配そうに聞いてきた。 「…ううん、泣いて、ないよ…」 うそだって、わかってるはずなのに…。 「そうか。寒いだろ?入りな」 と、優しく言うだけだった。