「言えないならいいよ。でも、俺のせいだったら言えよ?」 「ん、」 そう短く答えた彼女は、俺の前髪に触れてきた。 俺は前髪をちょんまげにしている。 栞はそれがお気に入りらしい。 「もう帰ろっか」 「なんで?まだ学校…、」 「甘えたいんでしょ?」 「…っ、」 たぶん俺は今、超意地の悪い顔をしてるだろう。