彼氏は私が病院に付く、

ほんの数秒前に、

返らぬ人となっていた。

・・・

死因は、

相手の運転手の飲酒運転。

・・・

私は誰からもとがめられなかった。

それどころか、

慰められた。

友人も、彼の両親にも…

・・・

でも私は、自分を責めた。

私さえ呼び出さなければ、

彼は死なずに済んだかもしれないのに。

・・・

それ以後、

私は彼を思い続ける事で、

彼を忘れないように・・・

だから、もう恋なんてしない。

・・・

その話を聞いた翔は、

無言だった。

・・・

これでもう、

彼は私から離れるだろう。

私には不釣り合いな人なんだから、

つり合う人と、一緒になってほしい・・・